読書とキャリアについて

読書とキャリアの関係性について書いていく。
結論としてはめちゃくちゃ関係していて、読書していけばいくほど年収は上がっていって、
読解力、読書力は年収に比例すると思う。
今回は実用書に限った読書としていくが、小説やその他のものも悪い影響は特にないと思う。
そのうえで、「読書は有効ではあるが手段にすぎない」ということを今回伝えたい。
読書も大事だが日々の生活の中で問いを持つこと、問題意識を持つことの方が大事だと思う。そもそも読書とは?
まず、読書で得られるものは体系だった質の良い情報であることだと思う。
そして読書をしていくことで鍛えられるのが読解力だ。
良質な情報とはアスリートの食事に例えるとわかりやすいと思う。
アスリートがスナック菓子やコンビニ弁当でダイエットしたり体調管理、身体管理をしているとは到底思えない。
絶対的に新鮮な栄養価の高い食材を求めるし、食事にはめちゃくちゃ心掛けていると思う。
それと同じようにスナック菓子のような本、売れるために書いてある中身がスッカスカなくそ詰まんないけど表紙とタイトルだけめちゃくちゃかっこいいものだけ食べていても人間として、ビジネスパーソンとして良いパフォーマンスをすることはできない。
必ず新鮮で栄養価の高い本、例えばブルーバックスとかは栄養価が高いと思う。他にも光文社や岩波文庫とか。
PHP文庫とかは大したことは書いていないことが多い。たまにめちゃくちゃ栄養価たけええと思うものもある。
特に岩波文庫に関しては郷土料理のような、長年培われてきた知恵を頂くことができるため、地味だとしても毎日とるべきだと思っている。例えば自分がめちゃくちゃ好きな「方法序説」はリンゴみたいなものだと思っている。
次にノウハウコレクターについて触れておきたい。
実際自分も陥ったのだが、読書ばかりしていても現実は変わらないということだ。おなか一杯過ぎて動けないのと似ている。つまり多読しすぎると行動が伴わないことが多く、習慣の本を読んでも実生活の習慣が変わってないといったことが起こりうる。読書をすすめる記事や情報は多々あるが、あれには(ただし、行動力がある方のみ有効)が隠されている。
つまりキャリアを積んでいくには合理主義ではなく経験主義でガンガンに体で覚えていくしかないということだ。
多読と熟読を使い分け、食べ過ぎに気を付け、腹八分目くらいで健康的に運動していくことでよい体がついていく。
また、現代ではネットの発達でちゃんとした活字の本を読む人が減っている。これは読書ができる人にはとてもチャンスだと思う。tiktokで1000個のためになる動画を一週間で見るよりも、3か月かけて岩波文庫を読んだ方が絶対的に価値がある。
自分はそう信じている。
そんな中で自分が読書をしていくことで今の仕事がどう変わっていったのかの具体的な実体験に触れていく。
読書は悩んだ時や混乱している時にとんでもなく威力を発揮する。うまくいっている時はあんまり響かないけど、失敗したときやよくわからなくなった時に良書を読むととてつもなく納得して活力が出る。
実際、自分もエンジニアの仕事をしていて実務経験よりも能力が求められるプロジェクトに参画した時に本に助けられた。
いわゆるジャンプして案件に入った状態で、わからないことばかりが続いて上司に質問してみたけどその質問の答えに対しても質問をしてしまうみたいになって、求めている答えが得られず、しかもスケジュールが押してきて混乱していた時、「社会人一年目が身に着けるべきこと」みたいなよくある新人社会人向けの本に「巧遅よりも拙速」という言葉があり、はっとした。
自分は「巧遅」を目指していてうまくやろう、うまくやろうといきこんでいるだけでアウトプットが少なかった。それに対して「拙速」つまり完成度60%でいいから早く見せてフィードバックをもらって修正を繰り返せ的な意味合いで受け取ったが、
要は手を動かしながらプロジェクト推進せよってことだ。この衝撃を受けてからとにかく手を動かし返信もちゃんとした文章ではなく要点を抑えてすぐに返信して、成果物を上げまくってとにかくアウトプットの量を意識して取り組んだところ、前よりもうまくことが進んでいくことが多くなりオンスケで進められることができた。このプロジェクトのように立ち上げ時期、自分の能力以上のことをしようとするとき、とにかく失敗を繰り返して議論を繰り返し手を動かすことで成長していけることを学んだ。
後から振り返ってわかったけどそのプロジェクトではその上司もよくわかってなかったけど、それっぽく回答していたことも混乱の原因もあった。そういう時こそ頭でっかちにならずに目の前の現実を正とすることが大事なのも学んだ。
そして「巧遅よりも拙速」これに出会ったことがすべてのきっかけであるため、それを教えてくれた本にはとても感謝している。
この言葉はもともと孫子言葉が元らしい。そう思うとより古典を読むべきだなと思った。
すべては古典に詰まっていそう。
読書を続けていくことでこれからのキャリアに大きな差が出てくると思われる。
ゲームは頭を鍛えるのにとてもいいとは思うが、キャリアや年収という観点だけでいうなら
読書をしてきた20代とゲーム三昧だった20代では30代で年収に差が出ると思う。
大谷翔平が食生活に敏感なのも同じだと思うが、良質な食事、良質な情報を摂取するのは
キャリア、パフォーマンスを考えるとかなり大事な部分で一番根柢の基礎の部分だと思う。
エンジニアも食生活にこだわった方がいいと思う説に関してはまた今度の記事で書こうと思う。


長らく書いてしまったが、まとめると
■読書は有効ではあるが手段にすぎない。
日々の生活の中で問いをもつこと、問題意識を持つことの方が大事である。
①読書について
 読書で得られるもの、能力→読解力、体系だった質の良い情報
 ・良質な情報について
 読書というより、体系だった信頼性のある情報をインプットしていくのが良いと思っている
 →アスリートの食事に例えるとわかりやすい
 スナック菓子やコンビニ弁当でダイエットするよりも新鮮な栄養価の高い食材を食べたほうが
 健康になるのと似ている。
②ノウハウコレクターについて
 多読しすぎるとノウハウコレクターになり行動が伴わない。
 多読と熟読を使い分けるのが良いと思われる。
③現代では読書できる人こそチャンスがある
 ネットはスナック菓子である。質の良い情報を摂取していこう。

ということだ。読書こそ人生を豊かにする。
(サムネは最近読んでめちゃ面白かったやつ)