北海道旅行について 小樽編 4

旅行

そんなこんなでオルゴール堂についた。あらかじめ予約をしていて、手作りでオルゴールを作成していい感じのちゃんとした箱に入れられるプランにした。5000円くらいしてオルゴールのモニュメント作成からできるようなプランで結構わくわくしていったのだが、結論から言うとそんなに大したものではなかった。モニュメント作成といってもオルゴールのゼンマイを自分でセットして櫛状の金属盤と回っている棘との距離を調整して終わりだけだった。自作しているという感覚はなく、店員さんの口頭での説明書付きでオルゴールを組み立てているだけだった。もっとオルゴールとは?から作っていくものだと思っていたが拍子抜けだった。オルゴール堂自体は様々なオルゴールが置いてあって見るだけで楽しかった。何十年も前のオルゴールや何十万円もするオルゴールが普通においてあって、あまり日常では見ないオルゴールについてここまで兼ね備えて展示して販売しているお店はこの小樽だけしかないだろうと思った。曲も流行りの曲もたくさんあって、ただの老舗ではなく、現代も動いているお店という印象だった。オルゴール堂の後は六花亭でお茶をした。お店の二階がカフェになっており、バターサンドなどを食べながらコーヒーを飲んだ。ここのコーヒーが結構おいしくて意外だった。しかも150円くらいだったと思う。意外なところでエネルギーを回復させてもらって運河のクルージングに向かった。時間ギリギリで走りながらだったがなんとか間に合った。というかちょっと遅れたのだが大丈夫だった。本来は夜にクルージングをした方が良かったのかもしれないが、その後の夕食にお寿司を予約しているため、夕方と夜の間の時間に乗ることになった。ここでも主に運河と運河沿いの小樽の歴史をガイドしてくれた。人力車との知識と被る部分があったがその分復習になったし、周りの人がそんなんだーっと言っている中でちょっと得意げになることができた。クルージングに乗った時もなかなか寒かったのだが、さすが観光地であり小樽の有名スポットなだけあって、座席にホットカーペットみたいなものが取り付けられていた。北海道ということもあるのか、寒い日だから特別に取り付けているというよりかは、観光用の船の機能としてちゃんと付いているようなものだった。そこら辺の防寒の意識は自分が住んでいる地域とは違うなぁと感じた。普通のところだったら、寒いときだけ毛布を貸し出していたりするものだが、当たり前のように暖かいようにしてあるのはさすが北海道。クルージング中はちょっとだけ海に出ることができて海上保安庁の船や歴史について知ることができた。思った以上に楽しくて、船の中も観光客特有のふわふわした感じと平和な感じ、浮かれている雰囲気がどことなく癒しだった。あと穏やかな波の中で浮かんでいる船のぷかぷかした音も可愛かった。
クルージング後はすっかり暗くなってきた。夕飯は待ちに待ったお寿司屋さんだ。予め予約しており、小樽寿司屋通りではないこじんまりとしたお店で少しお高めだが、アットホームぽそうなところを選んだ。
今日はまたこの辺で切る。
(サムネは当時の最新建造物らしいやつ)