ついに寿司屋に行く。今回の旅行で結構楽しみにしていたイベントだった。コースは15000円くらいで、握りが主のコースで口コミやレビューによると地元の魚が食べられて、いいお寿司屋さんとのこと。お店の佇まいは求めていたような小島りとした感じで、観光とか商店街とか歩いているとたまにここの寿司屋さん高そうだなーってよく見るような、看板が一枚板で筆でかかれていて、とてもシンプルな外観だった。お店の中にはいると緊張感漂う、よくある回らないお寿司屋さんっていうよりかは地元色が強くてきれいな定食屋さんに近い雰囲気に感じた。すでに2人組のお客さんが先に食べていてその隣に座ることになった。席に着いた後に待っていたら、大将から一言「おねがいしやす」と言われ、その後に茶碗蒸しが出てきた。その茶碗蒸しで見事に心を掴まれた。外が寒かったのもあったけど、いくらがたくさんで具沢山で大き目の茶碗蒸しがとてもおいしくてほっこりした。その後にモクモクとお寿司を握ってもらった。その大将が結構癖が強くて自分はとても好きだった。お寿司を出すときにボソッと「地元の鯛、昆布締め」とか言ってくる。ボソッと声となまりが入ってたまに何言っているのかわからないことがあったが雰囲気で感じ取って「あ~そうなんですね」とか「はいっありがとうございます。」みたいなことで適当に合わせながらその空気もお寿司も楽しんでいった。今思うとお寿司よりも癖つよ大将の方が記憶に残っていて、また行きたいと思った。当然、お寿司もめちゃくちゃにおいしくて地元の海鮮をたらふく味わせてもらった。いいお値段を出して満足するような内容で、むしろ15000円じゃあ足りないでしょってくらい、量と質を提供していただけた。しかもホテルから近かったし運河からも近かったためアクセスも良いという好条件だった。あと、今思い出したのだが、ウエイターの方もギャルっぽくて大将の堅苦して愛くるしい感じとウエイターの女性のギャルっぽさがなんとも面白いコンボだった。また、そのウエイターの人と大将がたまに裏でどうでもよさそうなことで喧嘩していてその声がたまに聞こえてくる感じも楽しかった。娘なのかな?とかそれとも普通に雇っている人との馬が合わないのかな?とかいろいろな想像が広がるお寿司屋さんで思い出としてはとても面白いものとなった。小樽に来た時はまたこの店に来ようと感じた。
そのあとはホテルに向かった。今回は星野リゾートのOMO5という超イマドキのホテルに格安で泊まることができた。かなりきれいで洗練された感じなのに、オルゴール堂のオルゴールがあったり金庫があったりなど、文化面でも良かった。また、夜にラウンジでオルゴールの演奏会もあったため参加した。ラウンジは映画「シャイニング」でお父さんがウイスキーを飲んでいるところに雰囲気がとても似ていて、自分としてはとても良い空間だった。その雰囲気に飲まれて昔ながらのアイスが乗ったメロンソーダを頼んでしまった。演奏会自体も円盤に溝を掘って音程を出している形式のオルゴールの演奏があってまた違った味のある演奏でとてもよかった。そのラウンジの雰囲気とオルゴールの演奏がなんとも言えない空気を作り出していていい時間だった。星野リゾートOMO5は部屋もめちゃくちゃかっこよくて洗練されていてめちゃくちゃに清潔だった。新しいからというのもあるかもしれないけどとにかく現代風でとにかくかっこよかった。ベットの枕にエアコンの風が当たらないようにベットの足側にエアコンがついていたり、細かい気づかいも感じれた。個人的にはこのエアコンの位置は感銘を受けて、たまに安いホテルとかに行くとエアコンと枕側が同じ位置にあってエアコンをつけて寝ると喉がやられてしまう配置になっていることが多い。だが、ホテルは掛布団の量で寒さをしのいだりするというよりかはエアコンで調節するという運用が多いため、このエアコンの位置はめちゃくちゃ大事だと思っていた。それだけクオリティも高いのに地元の歴史や文化も密接に取り入れているため観光の気持ちそのままにホテルで快適に過ごすことができる。小樽に来た時はお寿司屋さんで食べてOMO5で泊まるというコースがよさそうだ。しかもOMO5はこの時は5000円くらいで泊まれた。ありえないコスパだった。GWを外した日にちというのもあったと思うが。
今日はここまで。
(サムネはOMO5の照明)