ついに帯広についたー。ついた時は夕方ぐらいでやっぱり風が強かった。ホテルはアパホテルだったからそこまで期待はしていなかったけどかなり満足度が高かった。料金の割には部屋がしっかりしていた。荷物を適当においてから夕飯を食べに行った。途中プロペラの葉っぱを拾って遊んでいた。落とすだけでくるくるしながら落ちていく葉っぱがたくさん落ちていて何分かその葉っぱで遊んでいた。そんな感じで遊びながら夕飯のジンギスカンのお店に向かっていった。意外と遠かった。やっぱり北海道はどこに行くにも歩いていくのはめっちゃきつい。都会みたいにとても広い平野になっているんだけど都会みたいにお店が詰まっていたり交通の便がいいわけではないからただただ遠い。よくいうやつで北海道のちょっとそこまで行くが車で30分くらいかかるっていう価値観を感じた。何をするにも車が必要だからレンタカーがないとしんどい。特に帯広は広かった。小樽は駅周辺で固まっていたから徒歩で全然いけて、むしろ歩きの方が動きやすいぐらいだったけど帯広辺りはそうでもなかった。この日の夕飯は北海道ジンギスカン?ジンギスカン北海道?というお店に行った。結構有名店らしく、知る人ぞ知るようなお店らしい。店に入ると地元を思い出すような、スポ少の打ち上げとかで使われていそうな、部活のお別れ会とかをやる時の店とかみたいな雰囲気のアットホームで懐かしいようなお店だった。小樽でもろ観光ビジネスを味わった後だから北海道の人たちの雰囲気を味わえて楽しかった。席は畳の広間に丸テーブルが等間隔に置いてあってその上にコンロがありそのコンロからガス栓が伸びているような作りだった。ジンギスカンだからだと思うが、なんとなく油っぽい感じだった。その感じも懐かしくて全然嫌ではなかったし、今回の旅行はこういうのを感じたかったのもあったからいい時間だった。
頼んでみたラムとマトンはめちゃくちゃおいしかったし安かった。柔らかったし、羊なのに全然臭くなかったしあのクセ?がなくてただただおいしかった。自分が思い描いていたジンギスカンのようなもやしに汁を吸わせたりジュワジュワしていくスタイルではなく焼き野菜とラムで焼き肉していくようなスタイルだった。でもあの山になっている鉄板で食べること自体が楽しかったしなによりあの地元の人たちに囲まれながら食べる感じがとにかくよかった。あとサラダを頼んだら予想以上のものが来た。野菜スティックとは言えないような大きさの野菜がスティック状に切られていて、キャベツに関しては1/4に切ったままで、キュウリに関しては半分に切っただけだしなぜかフルーツがたくさん付いていた。普通に馬や羊のえさやり体験とかでもらう野菜に似ていて笑ってしまった。でも普段野菜と果実が好きで、摂取していないと落ち着かないような自分なので、めちゃくちゃありがたかった。その野菜をぼりぼり食いながらおいしいラムを嗜む感じがとても居心地が良かった。あと、隣にいた夫婦と娘の家族が印象的だった。娘がとてもパパに対して色目を使っているというか撫で声だったのだ。誘惑しているのかというぐらいぶりっこというか、ませてるなーという感じ。パパに対してあれだけ甘えている娘は珍しいだろってぐらい甘々で、鉄板の火が何かの拍子にボワっと大きく燃え上がった時に、皆さんが想像するようなキャっと声を出して両手をぶりっこのポーズをする感じ。普段ああいう感じなのか、パパに対してそうなのか、ママがいつもそうだから真似してそうなったのか、など色々いきさつやそれまでの過去などを勝手に想像してしまった。あと、ウェイターのおばさんたちがなんにんもササッと動いている感じが地方のお店っぽくて、たまにさぼっているおばさんもいて、地方だなーっと大学生の時のバイト時代を思い出したりした。このジンギスカンのお店はそんなこんなで色々な思い出があり、なによち安かったしおいしかったし満足度が高かった。駅からもバスが出てたりするので次回はそんな感じで行ってみようと思う。
(サムネは看板)