日本語訳されていない真実の本について書いていく。
参考本「The Winner Effect」
この本はある動画で知ったものであるのだが、かなり衝撃を受けて本を読んでみようと思って手に取った。自分は英語はできないのだが、google翻訳を頼りに頑張って読んでいった。ある程度のことは違うページで要約したものがあるのでそちらを参照していただきこの記事では好き勝手に適当に書いていこうと思う。
まず、勝利者効果とは何か?
勝った人が次の勝負でも勝ちやすいということだ。そしてまた勝ちやすくなりまた勝ちやすくなるという、雪だるま式に勝利が積み重なっていく現象のことを言っているんだと思う。これはみんな何となく知っているというか経験から、勝ち組とか負け組とかって分けたがるけど実際にその現象は存在しちゃんと立証されてしまってことだ。これにはめちゃくちゃ衝撃的だった。世の中を変わって見えるようになった。あのすごい人はただ勝ち続けてきただけなんだと。それだけではないにしろかなり関わっているということがわかってしまい、この世は才能では無いなぁと思えたし、人間は変化していくものだと確認できた。
この本でもピカソの息子が例に挙げられていて、成功者の息子は同じように成功するのか?についての答えとしては成功しないということだ。遺伝子的なところで一般人と差があったりするだろうけど、それ以上に後天的なものの方が強いかもしれないということだ。習慣や運、勝ってきたか、その時代に合っているかなど、生まれた後でもやれることや考えるべきことが多く、結局結果がすべてということかもしれない。過程も見え方も結果でコロコロと変わる。絵画もそうだ。絵画なんて実際の絵、成果、結果は変わってないのにコンセプトや意味合いは後からコロコロ変わっていく。売れたり高値という資本主義の中での結果で絵の見え方はかわってしまう。それと同じように勝ち続けている人の遺伝子は良いものだとなりがちだし、勝者の習慣は良きものとして正解にされる。だが、その元を正すと勝利、成功という結果がそうさせているということだ。かなり残酷だが勝たねば何もならない。勝利者こそが正義になれるということだ。なんかカイジにこんなセリフ合ったよね。カイジこそ勝利こそすべてとしてあれやこれやと思考を張り巡らしてなんとか試行錯誤を繰り返してどんな手を使ってでも勝利をつかみ取っていく。最後に勝利をつかめるというところは漫画だからだけど、それ以外の部分はリアルなことが多い。名言も多いし現実的な冷たさがリアル感があって漫画というより実体験のように思えてくるからカイジは好きだ。勝たねば意味がない。その言葉だけでグチグチひねくれてたり、だれかや社会のせいにしている人を一掃できると思う。今回の本もそういう残酷で冷たい真実が書かれていて個人的にはとても好きだ。現実について書かれていると感じる。実際に部活のレギュラーはある程度固定されているしそれを翻して奪い続けるのは結構エネルギーが必要になる。いったんその椅子に座るとなかなか引き落とせない。それは勝利者効果が働いているからだ。男性ならこの現象、感覚を結構頻繁に味わうことが多いと思う。だから昨今広まっている、みんな平等だよ!みんな勝利者でみんな幸せ!みたいな風潮を見ると嫌気がする。どこの絵空事でどこの物語なの?って気持ち悪くなる。別にそれを言ってたり望んでたりするのはいいんだけど、理想として掲げているのはいいんだけど、現実はこうだよね!そのためにみなさん我慢して頑張っていこうね!っていうのが嫌いだ。ある瞬間にはその理想をかなえられることはできると思っている。あるタイミング、ある状況の時とても幸せでやさしい世界が広がることはある。だがそれを強要して現実的な格差、勝者と敗者の現実を見ないでふわふわしているのが正義だとしているのが良くわからない。それが実現できたとしてもその裏側には必ず差別や格差、勝敗が絶対にある。そこを知らないで生きていける人たちは人間の黒い部分を知らないんだなとあまり信用できない。と個人的には思っている。あなたがそれだけ平等を唱えられるほど余裕があるのは遠い国の貧しい子供が一生懸命奴隷のように働いてくれているからだよと教えてあげたい。そんな理想はアニメの中にしかない。
勝利者効果を知っているか知らないかで人生の方向性が全然違ってくると思う。マイクタイソンの連続勝利について触れられているがその裏側には必ず勝てるように仕組まれていて、勝ち続けることで次も勝てる仕組みになっている。しかもエリアを特定し脳を最適化させることでより強力な魔法がかかり最強の戦士になることができる。この環境に脳がここまで依存しているという点にも驚いた。ベトナムではヘロイン中毒者だったアメリカ軍兵が帰国後はまったくちゅうどくじょうたいではなかったなんてすごすぎる。そこまで依存する??って感じ。
一旦この辺で切る
(サムネは旅行先の照明)